わたしのお花畑
新しい年を迎えると同時に嵐が吹き抜けた。
嵐でダメージを受けた花畑を見て、悲しいと思った。
わたしは、同情してほしかったのではない。
嵐が来ないと油断していたのかもしれない。
だけど、何かを失った喪失感を見てみぬふりをしなくちゃいけないの?
人は弱いものね。自分に少しでもやましい気持ちがあると、
黙っていられなくなる。
そんなの自分の中で処理してくれよ。
他人を悪者にすることで、自分を正当化するのは違う。
荒らされた花畑を悲しむ人を追いかけていって見せしめに殴るのはもっと違う。
正しいかどうかは神様が決めること。
なのに、わたしは怒っている。天災ではなく人災にだ。
嵐が吹くのは仕方がない。
でも、罪のない草花を騒動に紛れて踏みにじる行為は間違っている。
わたしは神ではない。ましてや花畑の所有者でもない。
ただ、多くの花に囲まれて、花畑を彩っていた地味な花。
だけど、花だって、怒るのだ!
弱いから怒るのだ!
わたしに絶対的な力があり、花畑を好きなようにできるなら、
きっと怒ったり嘆いたりしない。でも、それはわたしの望んでる花畑の風景とは違う。
もっと、強くなりたい。大事なものを守れるくらい強くなりたい。
なんか、不倫された妻が、夫を許して愛人に腹を立ててるみたいだな。
そんな自分が少し可笑しい。最近はもっと夫婦の関係も自由になってるらしいよ。
もう、水に流そうよ。もう一人の自分が茶化して、必死になだめてる。
花畑にいるだけで満足してはいけない。もっと、いろんな経験値を上げて、もっと強い自分になる。温かいだけではない、屈強で、誰かを守れる自分になりたい。
それは言葉で?雰囲気づくりで?独自の方向性を探らなければ。
わたしならできる。根拠はまだないけど、そう信じることにした。
新年最初の記事がこんな不愉快なものになってしまったことを不本意に思う。
つぎは、ポコちゃんらしい楽しい記事にするから、また見に来てね。