匂い
最近、パパの匂いがしない。
息子の匂いはむんむんするのに。
この間会った人、学生時代に振られたあの人と同じ匂いがした。
匂いは、危険。
だから、ポコちゃんは、匂いがわかる距離には近づかないようにしている。
同じ距離でもむんむんしている人と、さらーっとしてる人がいる。
むんむんしている人は苦手。何から何まで押し付けがましい気がする。
この間、児童文学の会に行ったとき、音で登場人物を借り置きして、不協和音を見つけたら、そこを書くっていう人がいた。
ポコちゃんも嫌な匂いのする人でお話がかけるかしら?でも、匂いって、移っちゃいそうなんだよな。
嫌いな匂いの人には近づきたくない。
さっきの、振られちゃった人。最初は、その人の匂い嫌いだった。でも、そのうち、忘れられなくなって、どこにいてもその匂いを探すようになってた。
そういうこともあるんだもんね。匂いも相性も第一印象だけでは、わからない。
それとも、嫌いな匂いを好きになろうと近づいたのが、そもそもの間違いだったのかな?