暑い中ござるで、気持ちよく、きれいにしとかんと。
明日は、義母がうちに来て、息子の帰りを待っててくれることになっている。
塾の後、ここ数日は、電車に乗って祖父母宅の最寄り駅まで行かせていたのだが、
明日は、夕方ももう一つ習い事があって、祖母がこちらに来る方がいいのでは?と提案してくれたのだ。ありがたい。
今日は、午前中、部屋の中を掃除。
義母とはいえ、やっぱりお客さんが来るのは、緊張する。
家の周りも、草を抜いたり、枯れた花を摘んだり、
外周りを掃き掃除したり。
真夏の太陽が、曲げた腰をきゅうっと包んで締め上げるようだ。
汗がじわりと全身から出てくる。
こんな暑いときにやらなくても、夕方涼しくなってからやればよかったかなあ?と思うと、急に母の声が頭に浮かんだ。
「暑い中、わざわざポコちゃんたちのためにござるで、気持ちよく過ごしてもらえるよう、きれいにしとかんと。」
本当。生きてて、隣で言われたら、
「お義母さんは、そんなこと気にしないと思うよ〜」
とか、プチ反論もしたりするのだろうけど、
死んだ人、最強。
せっせと、外周りの掃除をする。
わたしの中のミームに住んでいるのかしら?母の魂。
いやいや、今朝、珍しく半分青いを見て、へんてこな岐阜弁を聞いたから、
脳が反応しとるだけだがね。
ま、暑い中、だくだく汗をかきながら、誰かのことを思うのは
思ったほど悪くない。
ほんとうに、ポコちゃんってひとり上手。ずっとひとりでいられちゃうんじゃない?
そんなことを思う。頭の中で勝手に会話して、静寂の中でもくもくと作業するのが案外好きだ。(笑)
しかし、そんなことばかりしていて、いっこうに読書がすすまない。
あ、そうだ!合評会の追加申し込み、昨日から始まってたんだった!
もう、いいかな?とか思えて来ちゃう。
リア充だからねえ。掃除してる方が。(笑)
リア充って、結局そう言うことだよね。別に羨ましくもないけど、
それで困らないんだったら、現実に流されるのも幸せの形。
そんなことを考えた。
追伸 思い出した!母はこんな尾張弁使わなかった!これは、おばあちゃんの言葉だわ!なんと、おばあちゃんのミーム!!確かにうちに来たら、植木のお世話してくれそう……。