女の人を嫌いになる瞬間
昨日のクレームは大変だった。
まるで、妖怪退治のようだった。
さすがのポコちゃんも、なにもできず、聴く。
なぜなら、彼女の訴えは、私が歳とってて、話し方が悪いのかもしれないけど、窓口の人みんなバカ。わたしの本意を汲み取れない。
公務員だからって、薄ら笑いでごまかしてるんじゃないわよ!民間だったらありえない。税金払ってるんだからね。死んでも要求を叶えてこい!
みたいな、ぐちゃぐちゃな人だったから。
まず、自分に自信がない。見栄っ張りの人も困るけど、こういう劣等感を出してくる人には、同情しないと話が始まらない。敵に回されてしまうからだ。
次に、人に対する共感やリスペクトがない。自分は可愛そうだから、何を言っても許されると思っている。
しかも、リスペクトがないから、超絶上から命令して、一歩も譲る気配を見せない。
これは、話し合いができない典型的なタイプ。
飲むか飲ますか、白か黒か、そういう姿勢を崩さないからだ。
最後に公務員叩き。これは、差別以外のなにものでもない。公務員はこういうものだと決めつけて、相手のことを見ようともしない。
そして、話は、あちこちに飛んで、じっくりと話し合うスキを見せない。撹乱戦。
ポコちゃんは、機関銃のような言葉をときに受け止め、ときに交わしながら、話を聴くのがやっとだった。
こういう人は、やっぱりさみしいんだと思う。誰ともわかり合えないから。