poco_chan’s diary

ポコちゃんのつぶやきブログです。ひとりぼっちで辛い思いをする人がいなくなるように。ここを訪れてくれた人の心がすこし軽くなって、社会を信じて自分を好きになったらいいな。落ち込んでるなんて、もったいない。みんなで力を尽くし、よりよい世の中を作れるように。そうして、かわいい子どもたちや、若い世代に明るい未来を引き継げるように。それが、ちっぽけなわたしの壮大な夢です。(笑)

傷ついていた

さっき、「対岸の彼女」を読み終わったの。
森絵都さんの解説を読んで、人と出会って、分かれるたびに、真っ黒な空洞ができていくみたいに書いてあって、あ、そうか。わたし、傷ついていたんだって気づいた。

母が死んでしまったことも、友達と別れたことも、真っ黒な空洞になって、わたしの中に潜んでいる。

それがさ、浮ついた毎日の中で、浮ついてたって、それなりに一生懸命だからさ。空洞を抱えていることすら忘れてしまって、まるで満ち足りていますみたいに振る舞っているけど。

大学生の時にさ、いろいろめんどくさくって、って、別に誰かに意地悪されたとかそう言うんじゃなくて、なんかさ、なにが一番価値があって、何がくだらなくて、そういう取捨選択っていうか、並べて選ぶみたいなこと、全部放棄したくなって、真っ昼間、カーテンも開けないで、寝間着のまま、下宿していたマンションのベッドの中でひたすら文庫を読むみたいな一日を、授業がない日は、なんにも予定を入れないで、ひたすら、本を読み、疲れたら寝て、お腹が空いたら、なんか食べて、また本を読んで、寝る。そんな暮らし方をしていたことを思い出した。

カーテンの外から、学生らしき人たちの声が聞こえたり、宅急便のおじさんが、荷物を運んだり、新聞配達が来たり、外の世界はちゃんと明るくて、がやがやしているのに、わたしだけが薄暗い部屋の中で、顔も洗わずに、寝間着のままでひっそり本を読んでいる。

本を読むってことだけが、楽しみっていうか、なんか正当化で、堕落しているんだけど、ちゃんと意味があるっていうか。名古屋から出て来て、こんなところに親のお金でマンション借りて、掃除もしてない汚い部屋で1人、むさ苦しい感じで、インスタントコーヒーとか、身体に悪そうなものを飲みながら、わたしって一体何してるんだろうって思いながら、ひたすら本を読んでいる。

そんな風景を思い出した。

買ったばかりの服を着て、ちょっとばかし髪をとかして、お化粧して、出掛ければ、それなりに楽しい休日になることは知ってる。

図書館で誰かに会うかも知れないし、伊勢丹の地下でものすごい美味しいハムとフランスパンとレタスをちょっぴり買って、贅沢なサンドイッチを作ったら、気分が上がるかも?
インスタントコーヒーの代わりに、高級な量り売りの紅茶を少しずつ買って、ひとりで飲むなんてこともやった

でもさ、だからなんなの?って

誰かと一緒にそういうことやるのは、なんだか見栄を張っているようで、薄っぺらくって、つまらない気がする。
誰かと一緒なら、いっそ、ケンタッキーとコカコーラみたいな、ジャンクな食事でいい。

一人だから、そんな風に上質を自分のためだけに用意して楽しもうと思うけど、いつも楽しいのは準備して食べるまでで、食べ終わって片付ける頃には、あー、本読んでた方が、なんか残ったかな?みたいな気持ちになってすこし後悔する。
あっという間に食べ終わったフランスパンの皮が、食道の奥でつっかかってしまっているような、罪悪感が残る。

新しい服を買って、月曜日には着て行こう。みんな、「なんかいつもと感じ違うね」とか言ってくれるかな?髪型はどうしようか?口紅はどれにしよう?なんて、ちょっとワクワクするけど、それもそれだけ。
慣れてしまえば、いつもの服だし。ちょっと違う感じがそのままわたしになる。

人に会いたいのかな?何かを経験したいのかな?知識を得たいのかな?
わたしは、一体何をしたいんだろう?って一日考えているうちに、夕方が来て、夜が来て、週末が終わる。

あー、レポート書かなきゃだったんだ。来週の授業の発表でつかうレジメ、まとめてなかった。
試験っていつだっけ?そろそろ勉強しないと間に合わないな。
夕方になると、急に思い出して、でもそれにとりかかるでもなく、一日ダラダラ過ごしてしまったつけの洗濯やら掃除やらして、お風呂に入って、髪を乾かしながら今日読んだ本のことなんかぼーっと考える。
やっぱりわたしは消費しただけで、なんにも生み出してはいないんだと気付き、ちょっと哀しくなる。
アルバイトしてたらよかったの?それも違う。生み出すって、なんだろう?
なーんてぐるぐるしていると何にもしないまま、月曜日を迎えてしまう。

どうして、わたしはこんな風なんだろう。
そんな風にも思うけれども、それがわたしなのだろうな。

ちっちゃなうずきみたいな空洞を抱えながら、走ったり、休んだりして

目の前のことを、片付けよう。
いま、ほっといて気持ち悪いことから対処しよう。

そんなふうに思って、今日も終わっていく。
でも、それでいいんだ。傷ついていることに、気づけたから。
昨日のわたしよりは、一歩、自分に踏み込めた気がする。

わたしって、ほんとたいしたことない。
そんなふうに自分を貶すことで、自分で自分に掛けてるプレッシャーを外そうとしているんでしょう?
三者みたいに意地悪につっこむ。

そうそう、大したことないのは事実だけど、大したことあるみたいに思い上がって、深刻に悩まないように、ほーんと、ハードル下げてるの。
わたしって、こう見えて、なんだか自分にガッカリしやすいのよね。
自信過剰なのかしら?自分を高く見積もり過ぎているのかしら?
こういう意地悪なツッコミ役がいないとさ、なんだか追いつめちゃいそうで、茶化しているんだと思う。

だから、そっとしといてね。ひとりでなんとかできるから。
なぐさめられたら、泣いちゃうから。泣いてる理由とか説明したくないし。でも、説明しないで勝手に解釈されて可哀相がられても嫌だし、無理に言葉にしようとしたら、違うこと言っちゃいそうで。なんかそれはちょっと嫌で。

元気になるまで、ひとりでいたいの。
そんな気分を思い出しちゃった。

追伸、今のわたしは元気です。ご心配には及びません。あしからず。いつも読んでくれて、ありがとう。