順番なんかじゃない!
昔ね、おばあちゃんがうちに来ると、
「順番、順番。」
と、母を慰めてたんだって。
母としての大変さや苦労、全部おばあちゃんも乗り越えてきたことだから。
この間、子どものこと、家のこと、全部ぐちゃぐちゃで回らないなんて愚痴ったら、妹におばあちゃんの口調でこう言われた。
「順番、順番。」
私は、母に苦労かけたろうな。と思うけれども、娘を見てると、ここまでふてぶてしくなかった!と怒りもわいてきたりする。
昨日は、ある母息子と電話で話をした。
お父様は、弁護士で、六本木で大きな事務所を構えていてね。亡くなって、事務所は畳んだのか譲ったのかわからないけど。
息子は母親と話が通じないという。でも、お母様は、とてもしっかりした分別のあるご婦人で、母親だった。
息子だって愛情深いところはあるんだけど、アスペルガーっぽい思考のところがあって、話が噛み合わないんだよね。もう50歳にもなって、母親の面倒を見てる体で、いつも困らせ泣かせている。お母様は毅然とした方なので、息子の前では泣かないと思うけど。
これは、順番じゃないなと思った。
我が家なんて、比じゃないくらい、釣り合ってない。
みんな幸せになってほしいな。