日日是好日

やっぱり、Facebookは、似つかわしくない。ツイッターは、広すぎるんだよね。掴みどころなくて、そのくせオープンで、まだなんか怖い。ブログって、箱庭が自分にはちょうどいいんじゃない?そんな気がして、戻ってきましたよ! 過去は、振り返らない! 毎日を毎日、毎日、大切に生きていきたいと思います。

「ちっぽけなお魚の夢のはなし」

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6年前、わたしの心は閉じていた。職場でも、家でも、ママ友の前でも、本当のことが言えなくて、とても苦しかった。建前ばかりを言っているうちに、自分が何を考え、どうしたいのかすら、わからなくなっていた。

子どもは大事。仕事にも責任を感じている。ちゃんとやりたい。だけど、わたしの時間と体力は有限。あちら立てればこちらが立たず。なにをやっても中途半端で上手く行かない。子どもにも職場にも申し訳なくて。

思えばわたしは、社会人になって、男の人にも負けないように、意地を張り、強がって生きてきた。なのに、子どもが生まれて、守るものができたら、自信満々の強者からいっぺんに弱者になってしまった。この急激な変化にどうしていいかわからなくなったわたしは、臆病な小魚のように、ひとりぼっちの岩間に逃げ込んだの。「すみません、すみません。わたしなんかがすみません。」子どもと家庭を守るためには、ただひたすら謝り倒すしかない……優秀でもなく、強くもない自分には、もはや企業内での価値はない。そんな心境だった。

そんなわたしが塾に入ったのは、強くなりたかったから。(笑)
 
でもね、塾の人たちは違った。強面の人なんて、いなかった。みんな本当のことを言い、誰かがちょこっとこぼした弱音に、「どんだけお人好しのおせっかいなの?」ってくらい、本気で群がる。みんなで寄り添って、一緒に考えてくれる。そうするとね、化学反応が起きるの!「事実は小説より奇なり!」だよ! しおしおだった人たちがみんなぐんぐん生き生きして、自分らしさを発信していく。

みんな惜しげもなく自分の得意なことを教えてくれる。それに、素直にノッてみる。失敗しても、「ここはよかったよね」、「今度はこうしてみたら?」って、どんどんフォローが入る。そういう実験の場だから、すぐに結果が出る。そうすると、最初は尻込みしていた人も、ちょっぴりやってみたくなる。それをみんなでお祭りみたいに応援する。その景色を見ているだけで、ニヤニヤが止まらない。

去年は仲間と子連れの合宿をしたの。初めてリーダーをさせてもらって、大変だったけど楽しかった。一緒にペアを組んだ人もステキだった。その時、わたし、まだまだ伸び代あるかも?なんて、はたと気づいてしまった!!それからは、まさに水を得た魚みたい。できないことなんて気にしない。だって、それはわたしのポテンシャルだもの。なんだか嘘みたいに元気になっちゃった。

それは、こんなわたしの存在を認めて許してくれた仲間のおかげ。わたしのリハビリを根気強く励まし、見守り、応援してもらえたことに、本当に感謝している。

だれもが生き生きと力を発揮できる仲間を作りたい。6年前のわたしみたいにひとりぼっちで、つらい思いをする人がいなくなるように。わたしが体験したミラクルを、新しい人たちが次々と体験し、社会を信じて自分を好きになったらいいな。落ち込んでるなんて、もったいない。みんなで力を尽くして、よりよい世の中を作れるように。そうして、若い世代やかわいい子どもたちに明るい未来を引き継げるように。それが、ちっぽけなわたしの壮大な夢なんだ。