猫を被った獅子
ポコちゃんはしし座である。だから、本当は獅子なのだ。
虎の威を借る狐とは言うけれども、ポコちゃんは猫を被った獅子だ。
昨日、すんでのところでコナンに爆発しそうになった。1回爆発しておくか?とももう1人の自分が囁いたけど。押し込めて帰った。
一昨日、ポコちゃんが休んでる時に、印刷業者から電話があった。ポコちゃんが書き足したメモと校正の内容に齟齬があったので、どのように進めましょうか?という相談だ。
コナンが代わりに出て、「指示書の通りに進めてください」と答えたらしい。
通常のポコちゃんと業者の関係では、「ポコちゃん疲れてたんだな。2つの指示矛盾してるけど、正しい方にしておこう」だと思うのに、敢えて間違った指示の原稿が上がってきた。
こんな対応ありえない! 観音様みたいな担当をそうとう怒らせたに違いない。ポコちゃんは自分が休んでる時のこととはいえ、コナンの横柄な態度が目に浮かび、内心怒っている。
それなのに、「私は忙しいから、前みたいに見れないから。こういう校正の指示の間違いがないように慎重にやって!」(「はあ??あんた何様のつもり?そこは、わたしが全然分かってなくて、業者に指示できなくて申し訳ないでしょう?!」)喉もとまで出た言葉を飲み込んで、「今日は朝から息子が1人で留守番しているので、帰ります!」といって、残業を止めて帰ってきた。
あー、噴火したら、いままでのヘドロともマグマとも言えない汚い感情が一気に吹き出すところだったよ。部長の噴火なんて目じゃないね。
もう、やばい人でも構わないと思いそうだった!
ポコちゃんはコナンと険悪になりたいわけじゃない。コナンは決して謝らない星人だし。人に罪を着せたり、揚げ足を取ったりして、自分の優秀さをひけらかしたい大臣だから、仕方ない。バカは死んでも治らない。ポコちゃんは下手したら、退路を断っても噴火するからね。飲み込んで帰ってこれたポコちゃん、グッジョブ!
今日は、コナンとは、極力目も合わせず、話さないようにしている。
忘れないように。ポコちゃんはお人好しだから。コナンのことを、そのうち許してしまいそう。もう、2年もこんな思いばかりしてきて、へらへら尻尾を振ってるようじゃ、猫の風上にも置けない。
ガオーーーッ!獅子のたてがみ勇ましく、もう、コナンには屈しない。覚えてろ!(笑)