ゆらぎについて
ポコちゃんはちきりんが結構好きで、いつもちきりんみたいに自分の頭で考えられたらいいなあと思っているんだけど、最近ちょっと困っていることがある。
「皇位継承に男女平等を持ち込むのは変でしょ」
chikirin.hatenablog.com
この記事を読んだ時には、ふむふむ。そうだなも。伝統を引き継ぐってことも大切だよなって思ったんだけど、最近のワイドショーやらなんやらで、もしも悠仁さまが病気になったらどうするとか、公務ができない時にどうするとかそういう話を聞くと、うむーーとなってしまう。
だって、女性が社会に進出する際のキーワードとして、だれかが交替できる社会。「ザ職人から、一介のお当番へ。」がポコちゃんの中でキーワードだったの。
それまでのポコちゃんの価値観は、ザ職人的にスキルやテクニックを極めることこそが勤勉で、代わりのいないスペシャルな自分になることだったんだけど、こどもを産んでからのポコちゃんは、自分のスキルを分かりやすく後輩や職場の人たちと共有したり、そういうことを時間を惜しまず、将来のためにできることこそが大切って、価値観を変えてきたのね。
でもさ、伝統を守っていくためには、将来、天皇が無理をしなくちゃいけなかったり、ひとりでいろんなことを抱えなくちゃ行けなくなったりする恐れがあるってことじゃない?それは、価値観の変化への逆行ではないのかと思ったわけ。
もちろん、男女平等のために、女系を認めるという論点ならば、まさにちきりんのいうとおりなんだけどさ。そういう側面と、そうでない側面、いろいろ入り交じっちゃってるから、複雑になるのよね。
これを、国際社会に分かりやすく説明し、どんな結論がでたとして、その結論に理解を示してもらうことこそが、結論そのものよりも大切なことなのかも知れないね。
伝統だからです。そういうものだからです。その方が、めんどくさいことがなくていい。
だけど、そこまで言うのなら、昔の天皇は、女御更衣あまたはべらせて、人類みな兄弟みたいにこどもを産ませていたでしょう?それも継承しなくちゃじゃない?けれども、それを、今の天皇が選択したり、お世継ぎの確保を強いるのはまた、幸せではない気がする。養子縁組もないよなあ。遺伝子残んなくなっちゃうしなあ。それに、その状態は、日本人の象徴的な家庭でもなくなっちゃうしねえ。
賢い人たちがいろんな可能性を考えて、ちゃんと議論してくれるんでしょうけど、なかなか難しいなあと思ったり、考えちゃったりするわけです。
価値観も考え方も、変わるよね。それは、悪いことではないと思う。必要なのは、その過程とか、価値観について、丁寧に説明しつつ、理解を得ていくことなのかなあと思ったり。でも、そんなに大人はみんな偉くなくて、忙しかったり、めんどくさかったりして、実際そんなに丁寧に周りと向き合えている人って少ないよね。もちろん、その筆頭がポコちゃん自身なのですが。。。
暇だからそんなこと考えるって? いやいや、毎日忙しいとそんなことも考える間もなく、誰かの出した結論にホイホイホイっと乗っかって、訳知り顔に前に進んでしまうけれども、結果がどうあれ、自分の頭でいったん考えてみることは、大事なことなんじゃないかなあ。なーんてね。