それでもポジティブが好き
「どうせ僕なんて……」
息子がいじけるたびに、猛烈に腹が立つ。なんでって、可哀相って思ってほしいって思ってるのかな?って思うから。ママは絶対にそんなふうに思わない。
「知らなかった?ママはスーパーポジティブなんだよ。ネガティブなのはだいっきらい。ともがいじけてるのもだいっきらい。」
あれ?息子の顔が変わった。ポジティブってわかるんだ!
ポジティブなんて、お気楽で、現実を見ていなくって、人に迷惑かけては助けてもらって、本当に、バカでのーたりんで、厄介で迷惑なやつだよね〜。
そんなふうに思う危機管理が得意で頭がスーパーコンピュータみたいな人もいると思う。
そういう人がいなかったら、わたしの遺伝子はずっと昔に途絶えてた。
笑いながら上向いて歩いててドブに落っこちて、窒息死したり、道路にはみ出して車にひかれたり、いいや、そんな近代まで生き延びるでもなく、ライオンやマンモスに見つかって食べられたり、崖から落っこちたり。
だけど、ポジティブには力がある。みんなを元気にさせる力。ネガティブは、外界から身を守っても、内面から自分を蝕むのだ。
だからね、バランスは大事。どっちも片方だけじゃだめだけど、ポジティブなわたしの遺伝子がこの世に残ってきたことには、それなりに意味があるのよ。
だから、ママはポジティブが好き。ポジティブなのが、ママの役目なの。しゃっきーーん!決めポーズ。決まった?(笑)