日日是好日

やっぱり、Facebookは、似つかわしくない。ツイッターは、広すぎるんだよね。掴みどころなくて、そのくせオープンで、まだなんか怖い。ブログって、箱庭が自分にはちょうどいいんじゃない?そんな気がして、戻ってきましたよ! 過去は、振り返らない! 毎日を毎日、毎日、大切に生きていきたいと思います。

バカになりたかったあの日とバカになっちゃった今。①

f:id:poco_chan:20190226071115j:plain

橋本治さんがなくなった。1980年代、わたしはまさに橋本治さんに夢中だった。
よく覚えていないけど、ふらふらしながらも、国文学の端っこを掴んで離さなかったのは、橋本治さんにあこがれてたのかもしれない。
「問題発言」とか、次々に出る橋本さんの新刊を丸善三省堂で買った。いつも大きなトートーに、これでもかってくらい線を引いたハードカバーの本をゴツゴツさせながら、満員電車に50分も揺られて、高校に通ってた。
橋本さんの本を読んでいたのは、自分を見失いたくなかったからなのかもしれない。受験勉強って、オリジナリティよりも、素直にみんながいいよっていう問題集を解いたり、地道に暗記したり、勉強したり、やることが決まってて、自分を消して、勉強ができる子になりきる作業みたいに思えた。
まだ、自我がぐらぐらで、何になりたいのか、自分は何者なのか、誰に評価されたいのかもわからなかったわたしに、それはちょっと辛かった。
目をつむって、勉強するのはいいよ。わたしの感性は、その時封印されて、わたしはいなくなっちゃうのかな?そんなふうにさえ感じていた。